昭和29年、朝鮮半島に古くから伝わる代表的な麺が、海を渡りはるか盛岡の地に登場しました。 盛岡の麺職人・青木輝人氏が同年食道園を開店し、そこで冷麺を作り始めたのです。 当時、日本国内ではすでに朝鮮半島で食べられていたあっさり味の平壌冷麺が知られていましたが、青木氏が同じ朝鮮半島咸興(ハムン)地方の甘辛いソースに麺を混ぜ合わせていただく咸興冷麺と平壌冷麺を創作したのが、現在の盛岡冷麺の基礎となっています。 北緯40度の風が運んだ冷麺は、それ以来日本人好みのコクのある味に変化しながら、宮沢賢治の謳うイーハトーヴの自然風土と調和し、他の地域とは味・スタイルを別にした盛岡独自の特徴ある麺として定着、人々に愛されるようになりました。その後、昭和40年代以降より盛岡近辺には次々と工夫を凝らした冷麺を出すお店が開店するようになりました。
昭和60年代のブームはグルメ。そこで昭和61年10月17日より盛岡で開催された「ニッポンめんサミット」に盛岡の冷麺が出品され、そこで「盛岡冷麺」と名付けられました。これがきっかけで、「盛岡冷麺」は一躍全国へ知られるようになり、麺業界の中で確固たる地位を確立するに至ったのです。 頑固なまでに「手づくり」にこだわった製法が国内の人に受け入れられ、盛岡冷麺ファンは年々増加を続けました。それには、おみやげ用として開発されたテイクアウト冷麺の普及が大きく影響したとも言えましょう。 サミットでの命名を記念して、10月17日は「盛岡冷麺の日」となりました。
ぴょんぴょん舎はそのオープン2年前にぴょんぴょん亭として、盛岡市が企画する「日本麺サミット」にも出店し高い評価を得ることができました。この麺サミットにおいて「盛岡冷麺」と名付けられ一躍有名になり、2年後の、昭和62年11月、いよいよ歴史は「レストランぴょんぴょん舎」の誕生を迎えます。 オープン時からおみやげ用のテイクアウト冷麺の開発研究を行ない、平成元年に発売することができました。手づくり」にこだわった製法は、レストランで食べてもテイクアウト製品を購入しても、まったく変わらぬ味をお客様に提供し、今やそのひたむきな職人の努力が、ぴょんぴょん舎の人気を支えているのです。
【1】 麺のコシ 盛岡冷麺の最大の特徴、それはコシの強いシコシコとした麺です。平壌冷麺はそば粉とでんぷんで作られていますが、盛岡冷麺はそば粉の代わりにキメの細かい高級馬鈴薯澱粉粉と小麦粉を使用していますので、表面がツルツルでコシの強い麺に仕上がります。歯ごたえとのど越しがいいのは、この小麦粉とでんぷんの微妙なマッチングのなせる技です。 【2】 スープのコク 国産の牛肉・牛骨をベースに鶏ガラを加えて5時間じっくり煮込みます。天然塩などを用いてストレートなコクとさっぱりした口当たりに仕上げています。水は味へのこだわりのためエネルギーの高い波動水(創生水)を使用しています。 【3】 キムチの辛味 冷麺専用に漬け込んだ爽やかな酸味とホットな辛味のキャベツと大根のキムチ。唐辛子はビタミンCが豊富で旨み成分も多く、辛味成分のカプサイシンはキムチの材料である野菜と魚介肉類をうまく融合させ、酸化を防止するとともに乳酸醗酵を促進させます。 いまや盛岡を代表する味のひとつになった「盛岡冷麺」。そして素材の持つ旨みを最大限に生かしたぴょんぴょん舎の冷麺。まさにこれはブランドそのものです。みなさまも是非お召し上がりください。